受験生は体が資本! 受験期をパワフルにのりきる健康管理とは

家庭教師コラム

今回は、受験生の子を持つ親御様に向けて、受験生の体調をととのえ、ベストな状態で本番までもっていくための、「健康管理のポイント」をお届けしましょう。

受験生の健康管理、基本はこの3つ

受験生にとっては、体力も学力のうち。
100%の実力を発揮するために、健康管理は勉強のつぎに大切です。
では、どんなことに気をつければよいのでしょうか?
もっとも重要なポイントは、「食事」「睡眠」「運動」の3つです。

《食事》

受験期は食習慣が乱れがち。一日三食、しっかりとバランスのとれた食事を心がけ、受験に挑む体力と免疫力をつけましょう。

朝食を抜かない

一日の始めにしっかりと食べることで、体温が上がり、脳にスイッチが入ります。朝食を抜くと、体が省エネモードになり、一日をボーッと過ごしてしまうことに。

よく噛むことで、脳を活性化

受験生にはあまり噛まずに飲み込んでしまう、早食いが多いようです。が、実は咀嚼することで脳細胞が活性化し、記憶力や集中力がぐんとアップします。意識してよく噛むようにしましょう。

夜食は胃腸にやさしいものを

おにぎり、雑炊、うどんなど、脳のエネルギー源となる、消化が良いものをほどほどに。消化に時間のかかるものや、食べ過ぎは、胃腸に血液が集まり、頭が働かなくなったり、眠くなったりします。

免疫力を高める食品をとる

ビタミンAやCはウイルス感染を防ぎ、抵抗力を上げます。緑黄色野菜をはじめとする野菜、果物を意識してとりましょう。また、ヨーグルト・乳酸菌飲料は受験生の強い味方。毎日続けると体質強化になります。

ながら食いはNG

本を見ながら、スマホをいじりながら・・・の「ながら食い」はやめること。咀嚼の回数が減り、消化吸収が悪くなります。勉強しながらの食事も、集中力が落ちるので逆効果。

楽しい食事タイムを

イライラしたり緊張した雰囲気での食事は、消化をさまたげ、栄養がしっかり吸収できません。楽しい話題を選び、リラックスした食卓を心がけましょう。

《睡眠》

睡眠時間は最低でも6時間。ぐっすり眠って、すっきり起きる・・・
けれどそんな当たり前のことが、受験期にはなかなか難しくなります。
睡眠時間は短すぎても長すぎても困りますが、それより重要なのは睡眠の質。
快適な睡眠は、健康で受験を突破するための、大きなファクターといえるでしょう。
では、睡眠の質を上げるためにはどうすればよいでしょうか?

寝る一時間前のシャワーで、寝つきをスムーズに

寝つきをよくするには、一度体をあたため、寝る時間にむけて徐々に体温を下げていくこと。あまり熱すぎると興奮して眠れなくなりますので、適温でリラックスしましょう。熱いシャワーは、逆に目を覚ましたいときに効果的です。

熟睡にはストレッチ

なんとなくだるい、体が凝る、そんなときはなかなか眠れず、寝ても何度も目がさめたりします。寝る前の五分ほどでいいので、軽いストレッチをすると驚くほどの効果があります。肩や首、股関節など、気持ちいいくらいの加減でゆっくり回したり伸ばしたりしてみてください。

耳栓を活用

自分では気づかなくても、ちょっとした物音で目がさめていることがあります。熟睡のためには、耳栓を使うのも手。最初は耳鳴りがしたり、違和感があったりしますが、寝入ってしまえば無音の世界で、深い睡眠が得られるでしょう。

音楽でリラックス

ゆっくりした静かな曲は寝つきの悪いときにとても効果的です。そのためのリラクゼーションCDもありますし、波の音や風の音など、自然界の音をおさめたものもおすすめです。

安眠をさまたげるこんな習慣には要注意!

真っ暗な部屋でテレビや携帯を見る
→ これはぜったい禁物! カフェインの3倍の覚醒効果があるといわれています。

満腹のまま寝る
→ お腹がいっぱいだと、体は消化のため休めず、眠りが浅くなります。

「寝なければ・・・」と焦る
→ 横になって目をつぶるだけで、体力の8割ほどは回復するといわれます。「寝られなくてもいいや」とリラックスし、焦らないこと。

《運動》

関係ないように見えて、大いに関係しているのが、受験と運動。
適度な運動は、体の調子を整え、免疫力を高めます。
運動をまったくせず、勉強ばかりしていると、しだいに頭の働きが鈍くなり、能率がダウン。
これは全身の血行が悪くなり、脳に酸素がいかなくなるのが原因です。
一日中勉強ばかりのスケジュールよりも、合間に軽い運動を挟んだスケジュールのほうが、学習効率は飛躍的に上がります。ぜひ、とり入れてみてください。

どんな運動がいい?

軽いジョギングやウォーキングなどの、有酸素運動がベストです。脳にたっぷり酸素がいきわたり、勉強の効果もアップ。ストレス解消にも効果抜群です。また、体のコリをほぐし、リフレッシュするストレッチもおすすめ。

いつ、どのくらいやるのがいい?

朝起きてすぐにお散歩に行くと、朝日をあびて体内時計がリセットされ、脳も目覚めます。
ストレッチは夜行うと、血行を高めるとともに、安眠にも役立ちます。
いずれも疲れるほどやるのは禁物。10分から15分で充分効果があります。軽い運動をしたあと、少し休んで勉強にとりかかると、能率がアップしていることに気づくはず。

「食事」「睡眠」「運動」、どれも基本的なことですが、とくに受験生にとっては長い受験生活を支える三本柱といえるでしょう。
親御様のご協力のもと、しっかりした健康管理で、受験本番までの日々をパワフルに乗り切ってくださいね!

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