【中学三年生は注目!】受験生の1年間はこんな流れになる!(東京都3期制版)

家庭教師コラム

「受験生」としてこの1年間を過ごす中学3年生の皆さん、受験本番までのスケジュールは掴めているでしょうか?
「部活を夏までやって、それからでいいか」なんて考えているのなら、手遅れになってしまうかも?
今回は、東京都立高校が第一志望の生徒さん達に向けて、受験までの流れを紹介していきます。

(1)1学期

都立入試に反映される内申点は、3年生2学期のものですが、これは1学期と2学期の総合評価ですから、もちろん1学期からテストの点数を上げていく必要があります。
3期制の場合、1学期は中間テストが5月中旬、期末テストが6月下旬に行われます。
中間テストについては、まだそれほど授業も進んでいないので、前学年の内容からの出題もよくあり、ゴールデンウィークの勉強しだいで差がついてきます。
また、1学期の中間テストは行わず、期末テストのみの学校もあります。その場合は、期末テストの出題範囲が膨大になるうえ、1学期の成績がこの一度きりで決まってしまうので、非常に重要なものとなります。
6月には第一回の「英検」と「漢検」が実施されます。検定の3級以上を取っておくと、私立高校の併願確約(*)を得る際に有利ですので、受検をおすすめします。
(*)私立の併願確約・・・①私立高校が指定する内申等の条件を満たしている ②公立高校不合格の場合は必ずその私立高校に入学する、の2点を満たすと合格の約束がもらえる制度。

(2)夏休み

部活動の引退は、夏休み中が多いかと思います。
無事引退したら、夏休みが終わるまでに必ず、高校の学校見学にいきましょう。
目安として公立・私立それぞれ2~3校は行くと良いでしょう。資料で調べるだけでなく、自分の目で高校を見ておくことは、学校を選ぶ際に大変参考になりますし、受験勉強へのモチベーションを上げることにもつながります。
また、夏休みにする受験勉強としては、1・2年生の復習と2学期以降の予習(特に数学!)をしておくといいでしょう。

(3)2学期

2学期は中間テストが9月下旬、期末テストが11月下旬にあります。
受験に向けた成績アップの最後のチャンスがここです。内申点の土台は1学期の通知表の点数ではありますが、まだ巻き返しはできます。この頃は部活動も終わり、周りの人たちも勉強にとりかかり始める頃ですので、自分ではやったと思っていても、なかなか成果は見えにくいかもしれません。とにかくテストに対しては、悔いのない準備をし、全力を尽くしましょう。
10月に「英検」、11月に「漢検」が実施されます。受験前の最後のチャンスですので、内申への加点が欲しい場合はぜひ受検しましょう。
また、「大量の情報を迅速・正確に処理する能力」も要求されています。

そして12月上旬には、確定版の内申が決定します。その内申を提示して私立の併願確約を取る「事前相談」(*)が行われますので、併願の私立はこの時期までに決めます。
(*)事前相談・・・中学校の先生が生徒の志望する高校に出向き、自分の生徒が併願基準を満たしているかを先方とともに確認し、併願確約をもらう相談。

(4)公立受験~発表まで

いよいよ冬休み。「受験に向けての勉強」に集中する時期です。
各科目についての勉強法・対策は、別ページの「傾向と対策」を参考にしてください。
年が明けて、1月20日くらいに私立高校の推薦入試があります。
続いて2月上旬に、公立高校の出願と志願変更があります。
その後、2月20日前後に公立高校の学力検査が行われ、およそ一週間後が発表です。
まだまだと思っていても、受験生の1年間はあっという間に過ぎていきます。後で悔やむことのないよう、このスケジュールに沿って計画を立て、万全の態勢で受験本番を迎えましょう。

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